日本ホビー協会 会報誌『ホビークラフト通信』拡大版
日本ホビーショー 出展者インタビュー

一般社団法人 日本ホビー協会では、会報誌『ホビークラフト通信』Vo.6(4月1日発行)にて、「日本ホビーショー」出展者さんにインタビューを実施いたしました。

このコーナーでは、誌面の都合上、カットした部分も含めて、拡大版でご紹介します。

Avenue LUXE出展者に聞く!③
サンコーマーク工業株式会社 ハウスジーダ事業部『ウォールステッカー』

<出展ブース紹介>
出展名 ハウスジーダ
URL http://www.hausgida.com
出展ゾーン Avenue LUXE ブースNo.A-13

バラのウォールステッカーに囲まれたゴージャスなファミリーパーティーがコンセプトです。 母の日には家族みんなが集まって、お母様の大好きなバラがいっぱいの空間でランチはいかがですか? 「貼るだけでしあわせ気分」を味わっていただけたら……そんなハウスジーダの願いをこめたブースで皆様をお待ちしています♪

女性の視点で生まれた、暮らしを彩るアート
『ウォールステッカー』の魅力

『ウォールステッカー』といえば壁を飾るためのものですが、使い方次第でさまざまなハンドメイドに活用できるポテンシャルを秘めています。海外製品とは異なる、日本の住宅事情と女性の感覚に合わせた新しいウォールステッカーを次々に生み出しているサンコーマーク工業(株)「ハウスジーダ」では、新しい機能をもったウォールステッカーを開発する一方で、暮らしを彩るハンドメイドの分野でも活用できるさまざまな提案を行なっています。

サンコーマーク工業(株)が出展する「Avenue LUXE」とは?
2016日本ホビーショーのテーマ「Celebration ~ハンドメイドはゴージャス~」のコンセプトを各出展者が表現したブースが並んだゾーンです。各出展者による趣向をこらした展示やワークショップが行われます。
ウォールステッカーで作るエコバッグを展開!

壁の空いたスペースに貼りつけるだけで、部屋を明るく華やかにしてくれる『ウォールステッカー』。
貼ったりはがしたりが容易で、部屋の雰囲気を変えたい時や、来客や季節のイベントに合わせて部屋を飾りたい時などに手軽に利用でき、愛用者も増えています。中でも、サンコーマーク工業(株) ハウスジーダ事業部が手掛ける製品は、輸入品にはない繊細な色柄や小さめのサイズで、わずかなスペースでも利用できるとして人気を集めています。

「今年のホビーショーでは、テーマに合わせて、華やかさが人気のバラシリーズの新作を紹介します。また、同じ絵柄でも貼る場所や貼り方によって、スタイリッシュに見せたり、かわいらしく見せたりすることができるので、そうした実例を用意して、Avenue LUXEにふさわしい、洗練された提案をしたいと思っています」と語るのは同社・営業部の大内聡子さん。

さらに、同社のウォールステッカーは壁以外にも貼ることができるのです。「壁を飾るもの」という固定概念を払しょくしたいと考え、ワークショップでは養生シートで作ったエコバッグにステッカーを貼り付けて楽しむ、オリジナルバッグ制作を提案。ぜひ、会場で体験してみてください!
等身大の女性の視点で商品を考えるハウスジーダのウォールステッカーとは?

同社はもともと、紙やフィルムに印刷した絵柄を、陶器や金属、プラスティックなどに移し替えて接着する転写マークの企画・製造をBtoB(企業向け)として手掛けてきました。ウォールステッカーの製造・販売を始めたのは10年ほど前。高級家具の飾り付けとしての転写マークを受注したことで、インテリア分野に着目したことがきっかけです。

「それまでは、一般のお客様向けというとプラモデルの装飾など、どちらかといえば男性向けのホビーが中心でした。しかし、転写マークを使って無地の家具をオリジナルのものにしたり、室内の装飾ができれば女性のニーズも広がるのではないか。転写マークの技術を活かしたウォールステッカーの制作に取り組んだのです」

その当時、流通していたウォールステッカーは多くが海外からの輸入品。大きな壁面を飾れるほどサイズも大きく、カラフルな色遣いは華やかでおしゃれですが、大きいがゆえに日本の住宅では貼れる場所が限られ、また派手すぎて落ち着かないなど、気軽に使えるとは言い難いものでした。そこで同社では、企画から販売までを女性だけで行なうプロジェクトチーム「ハウスジーダ」を立ち上げ、女性を中心とする消費者と同じ視点に立って、気軽に使えるウォールステッカーの開発を開始。
2007年の販売開始以来その考えは一貫し、使いやすいデザインやサイズだけでなく、商品に貼り方の例を付けたり、試し貼りのためのサンプルを付けるなどの細やかな配慮によって多くの女性の支持を受けています。
利用者の声を集め、魅力的な機能をプラス!

発売当初からこだわってきたのは、安心・安全に使える素材であること。ラップフィルムや食品容器にも使われるオレフィン系のフィルムを使用し、安全性や環境配慮性に優れ、燃やしてもダイオキシン発生の心配がありません。

また、耐光性があるので色あせもしにくく、ピッタリと貼りつければ多少の水濡れも大丈夫。お風呂場の窓や、屋外の自転車やポストにも使用できる耐久性が強みです。さらに、消臭・抗菌機能を持つものや、直接チョークで書けるチョークボードなどプラスアルファの機能を持つものも。チョークボードには、ホタテ貝殻から作られた粉の出にくいチョーク6色をセットにするといった配慮は、使う人の視点で考える同社ならでは。

「2008年に初出展した時は、ウォールステッカー自体ご存じの方が少なくて説明に苦労しましたが、ホビーショーでは実物を見ていただけるので、製品について理解していただくには絶好の機会だと思っています」という大内さん。製品を使っているお客様に話を聞くことができ、それが商品開発のきっかけになることもあると言います。実際、「トイレの壁に貼って楽しんでいます」という利用者の声を元に消臭効果のある製品が誕生したそうです。

また、5年前の東日本大震災をきっかけに、絵柄の一部に光を吸収して暗い場所で発行する顔料を使った蓄光ステッカーを製作するなど、消費者の声を聴き、時代や環境の変化に合わせて、暮らしに役立つ製品作りに取り組んでいます。今後は静電気防止機能や香り付きの製品も検討しており、暮らしを華やかに彩ると同時に、便利さや心地よさを演出してくれる製品が増えそうです。
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